”龍魚世界 ポンティアナ” 坂本さん インタビュー ※2016年10月の記事です

今回はアロワナ界のパイオニアとも言える存在の”龍魚世界ポンティアナ”の坂本さんにいろいろと興味深いお話を伺ってきました。

坂本さんとアロワナとの出会いを教えてください

アロワナとの出会いはねぇ~、アロワナとの出会いかぁ~、はじめて赤を見たのは東京タワー水族館。

何年くらい前のことですか?

あれは今から30年…30年くらい前かな…

30年まですか~

赤い魚がいるっている噂で聞いたことや、写真とかでは見たことあったけど…フィッシュマガジンで昔アロワナ特集を出した時、あれでショックを受けて…こんな魚いるんだって感じで…その時はじめてアロワナの存在を知った。けどその当時アロワナはどこにも居なかったし…

それで東京タワー水族館ではじめて見たんですね

今みたいに真っ赤じゃないよ…だいだい色くらいの色だったけど、それでも衝撃的でね。そのときには紅金は飼ってたんだけどね…たまたま川口の方の熱帯魚屋さんでディスカスハマってる頃に、あの当時いろいろいってたからその時見つけてね

その時おいくつくらいの時だったんですか?

30くらいかな~、30数年前…いま62だから

その時は普通のサラリーマンだったんです?それともお店やられてたんですか?

ううん、ぜんぜん。他の仕事してたよ。

何のお仕事をされてたんですか?

あんまりいいたくねぇな(笑)

そうなんですか(笑)…

東京タワーではじめて赤を見た時、うわーと思って…これが噂のレッドアロワナか~

その時はまだ輸入禁止の時期ですよね?

そう、販売禁止だった。だからその時たまたま館長がいたんで、売ってよっていったらこれは売れないって言われてね(笑)

何センチくらいだったんですか?

50センチくらい

じゃぁもう立派な成魚ですね

もう色も乗ってたよね…今みたいに赤じゃないけど…それでも感動したよね。それからレッドアロワナが頭から離れられなくてさ。どこにも売ってなくてさ…あんまりこれは言いたくないんだけど、某熱帯魚屋さんに電話で聞いたんだよ、最初はいないって言ったんだけど、何度か聞いてたら本当はいるよっていわれて…それで行ったんだよね。で~あの頃仕事もうまくいってて、金もあったからアロワナを一匹買ったんだよね。100万位だったかな~、最初40センチくらいのやつ50万くらいだったんだ…オレンジだったけどね。最初100万って言われたんだけど、その時現金50万くらいしかもってなくて、これで売ってって言ったんだけど、ダメだって言われてさ。帰ろうと思ったら、50でいいよって言われて、けどそれ一週間くらいで死んじゃってさ、その時アロワナの水合わせもPH値も飼育方法とはもよくわかんないじゃん…普通にどぼんって入れたらひっくり返って死んじゃった…まいったな~ってなって、また金ためてもうちょっと赤いのがいたから、それを150万くらいで買ったかな~…その辺がきっかけだね。だから最初は東京タワー水族館だね。東京タワー水族館で赤いアロワナを見なかったら…いずれかは始めたかもしれないけど、まぁ東京タワーが最初の出会いかな。

ここのお店ははじめて何年くらいなんですか?

もう25年くらいかな…

歴史ありますね

そうだね~、よくやってきたなって思うよ

25年前と今じゃ全然違いますよね

そうだね~現地のファームも赤い方が高く売れるのは知ってるから、どこのファームも赤いの集めてね、25年前っていったらいこんなのいないからね(横に有るウルトラの入った水槽を指さして)、こんな赤いの夢のまた夢だったよね

現地に行ってもいなかったんですか?

いない、いない…最初の頃はビンタンなんて赤いのいなかったよね、

25年前っていうとアロワナの知名度はほとんどなかったんじゃないですか?アロワナっていったら、みんな何それ?って感じだったんですか?

俺もお店やる前30匹くらい飼ってたけど…自宅で、趣味でやってる頃ね

30匹ってまたすごいですね

その頃会社やってたけど、俺も欲しくなるとどんどん買っちゃうから…会社の金でバンバン買っちゃったんだよね(笑い)そのおかげで半年くらい早く会社倒産しちゃったかな(笑い)買っちゃえ買っちゃえ~ってのりでばんばん買っちゃった(笑い)ホントホント

笑えないですね(苦笑い)

会社倒産しちゃって、仕事無くなっちゃって家族もいるし、けどサラリーマンややりたくないし、じゃぁ今持ってるアロワナ売るしかないのかなと思ってお店始めたんだよね2~3匹くらいだったらお店なんてやろうと思わなかったけどね、30匹いたから、なんとかお店出来るかなと思って始めたんだよね、

ここで始めたんですか?

そうそう、俺アロワナに助けられたなっておもうよね、その時買ってなければお店もやってなかっただろうしね…

ここのお店って知らないで突然入ってくる人っているんですか?

たまに学生とかがくるよ、通りかかってさ

外から見るとちょっと怖い雰囲気ありますよね

そうそうわざと、普通の人が来てもしょうがないと思うし、あえて入りづらくしてるよ逆に外からみえるようにしてアロワナ知らない人が入ってきてもしょうがないしさ値段見てびっくりして帰るだけだから

私もそこの獨協大学だったんです

えッ来たことあった?

いえ、ぜんぜん知らなかったです

たまに学生がここにきてアロワナってのをしって、社会に出てからお金ためてかえるようになってから買いに来る子いるよ…たまーにね

今回の仕入れについてなんですが、滞在日数はどのくらい

3泊4日くらいだね、最短、ツアーだとそのくらいじゃないと安いチケット取れないから

何匹くらいのなかから選ぶんですか

その時によって違うけど、今回はウルトラは100ひき位の中から選んだねムンジュールは300匹くらいの中から選んだよ、養殖所だからね、たくさんいるよ

今回選別するうえでどこを一番重視ポイントは

基本はやっぱ色だよね、どんだけ赤くなるか。アロワナって言ったらやっぱり色でしょ。どんだけ赤くなるかが最大の価値観なんで、やっぱり赤くなるのを特徴見ながら選ぶよ

どこをみてるんですか

まぁポイントはいろいろ有るけど、やっぱり目の赤さと鱗の光沢とだね。光沢の強いやつのほうが色が厚く乗るんだよね…光沢ない奴ほど薄く乗るんで、あと赤目じゃないと赤くならないよね…目赤いでしょここにいる奴みんな…他のファームいってもそんなにいないよ、やっぱりウルトラは凄い、一番の特徴だよね

オープン当初からムンジュールで買い付けてるんですか?

いや、最初は俺もムンジュール知らないしね、ビンタンカルバだけだよね。その当時はそこそこ赤いのはいたけど…今だから言えるけど、ウルトラみたいに真っ赤なのはいなかったよね、よくてだいだい色くらいだよね

ムンジュールからいれるようになってどのくらい?

ウルトラ入れるようになってから今年で20年

じゃぁもうトリスとも長い付き合いですね

そうだね、俺から見ると兄貴分みたいな感じ、俺よりも3つ上なんだけどね…お互いの気心もわかってるし駆け引きも何もないし

じゃぁもう素直に思ったこと言い合えるような関係ですね

そうそう、言葉もお互いカタコトの英語で話すから、だから上手く英語だから話せないけど、お互い分かってるよね、へたに話さなくても…20年間トラブルも何もないしね

買い付けで大変だな~って思うこと

暑さかな…もう汗だくだからね(笑)あっちほんとに暑いからね

現地ではえさは何をあたえてるんですか?

ムンジュールは今は冷凍赤虫と人工飼料だね、小魚とかは寄生虫付くからあげてない

人工飼料もよく食べるんですか?

小さいときから慣らせば食べるよ向こうで人工飼料食べてても、メーカーによって人工飼料も味が違うから、日本では食べないね…同じ人工飼料だったら食べると思うけどね…うちではワームとかコオロギしかあげてないから、切り替えちゃう。そうするともう人工飼料食べなくなるよね、ぜいたくになっちゃってね

向こうでは混泳させてるから食べるってこともあるんですか

そうそう、それはある。混泳だと人口飼料でもなんでも食べるよね

飼育していくうえで一番大事なことなんですか

やっぱり健康だよね、餌もだけど、水もだよね。水が悪いとえさも食べないしね。人間でいえば空気と一緒でいかにいい水をつくるか…簡単そうで難しい。水は日に日に変わるし、水替えしすぎると色も出ないし、弱酸性のこなれた水で買うのが一番いいんだよね。あとやっぱり色を出すなら、光 光量が弱いと本来の色もなかなか出ないし…光は大事だよね。あんまり強すぎるとストレスになっちゃうけどね。

ライトを消しとく時間も作った方がいいんですね

いや、アロワナは基本的に夜行性の魚だから明るいときに寝れる魚だから、別に真っ暗にしなくても全然大丈夫、逆に付けっぱなしにして飼っているアロワナを真っ暗にしちゃうと、怖がって暴れちゃうよ。夜行性だからファームでも昼間は餌あげないよ。だいたい日が沈むころに上げてる、昼間はそこでじっとしてるから上げてもえさ食べない。夕方になってくると泳ぎ出して、夜になってサーチライト照らすと全部上の方来て元気に泳いでるよ、あれを見てアロワナって本当に夜行性なんだなって思ったよ。

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